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Alfresco CTOが語る、コンテンツ管理の過去、現在、未来

SUMMARY

  • Alfresco創業者、ジョン・ニュートン氏によるビデオレターのテキスト化
  • 今回のテーマは、「コンテンツ管理システムの過去、現在、未来」について
  • コンテンツ管理システムは、未来に向けて、ますます重要度を増していく

 

Alfresco Software, Inc.会長兼CTO(最高技術責任者) ジョン・ニュートン(John Newton)によるビデオレターをご紹介します。

カリフォルニア大学バークレーで電子工学とコンピュータサイエンスを学んだニュートンは、コンテンツ管理システムの第一人者として広く知られています。

Alfresco Software, Inc.では、創設者のひとりとして名を連ねているほか、1990年代からDocumentun(文書管理プラットフォーム、現EMC Documentun)をはじめとしたコンテンツ管理システムの開発に携わり、今日、産業用で使われる多くのシステムを生み出してきました。

今回のテーマは、「コンテンツ管理システム(ECM)の過去、現在、未来」についてです。

EMCの創世記はウィンドウズやマックと同じ1990年代 

「Alfrescoの開発にとりかかるずいぶん前、私たちがコンテンツ管理について考えを深め、Documentun (文書管理プラットフォーム。現EMC Documentun)の開発を始めたのは、1990年のことでした。」

「ECM(企業のコンテンツ管理)が生まれた頃、マッキントッシュはすでに普及していましたが、ウィンドウズはまだ出たばかりで、デスクトップ・パブリッシング(DTP)も少しずつ始まっていました。思えば、あれが、コンテンツ管理の創世期と言えるでしょう。」

「当時、私たちがコンテンツ管理システムを開発する上で想定していたのは、会社ではどのように文書が使われているか? その文書がどれだけ重要か? その文書がどのように処理されるか? ということぐらいだったのです。」

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ますます重要度を増していくコンテンツ管理

「あれから20年以上たちました。その間、2005年にはAlfrescoというコンテンツ管理システムが誕生しました。振り返ってみると、Alfrescoも開発されてから、すでに10年近くが経過していることになります。そして今、実感するのは、コンテンツ管理はより複雑に、そして膨大なものになっているということです。」

「それはコンテンツそのものが、デスクトップパブリッシング(DTP)など一部の業界の限られた業務ではなく、日常業務の一部になって裾野が広がっているからです。」

「ほとんどのビジネスパーソンにとって日々の業務と密接にかかわっているからこそ、コンテンツ管理の重要性が高まっているといえるでしょう。」

ビジネス プロセスとワークスタイルが変化した現在

「現在、私たちAlfresco開発チームが注目しているのは、実際にコンテンツ管理システムを使う人々のプロセスとスタイルです。業務の工程を整理、分析し、そのうえで業務を改善するためのビジネス プロセスと、利用者がどのように情報を使っているかというワークスタイルですね。」

「いまやビジネスパーソンは、机にあるデスクトップコンピュータの前に座っているだけではありません。スマートフォンやタブレットのようなモバイル端末を持ち歩き、場所を選ばず仕事をするようになりました。外出先で書類を校閲してコメントをつけるといった光景も、日常的になりましたよね。」

「つまりそれまで社内で行っていた業務が、社外でも、当たり前のように行われるようになったのです。」

「また、文書ファイルといえばWord、という時代も終わりました。今では、Webページの草稿や写真やイラストなどの画像、電子化された図案など、業種、業態によって多種多様で膨大な文書を扱うようになりました。」

進化するビジネスに沿った新しいシステム

「当たり前のように聞こえるかもしれませんが、コンテンツ管理システムが取り扱うのは、文書の中身となるコンテンツです。私たちがコンテンツを最も重要視していることは、今も昔も変わりません。コンテンツは企業によっては資産ともなりうるものだからです。」

「ただしプロセスと処理方法が急激に変わった今、Wordの文書だけを管理していればいいという時代ではなくなりました。」

「私たちAlfresco開発チームは、今後20年で、コンテンツがどのように進化するかを注目しています。情報の入手方法や加工方法、提供と消費のスタイルが、どう変わっていくか、ということについてですね。」

「そのうえで、進化したビジネススタイルにあった、新しいシステムを開発しようとしています。」

「情報を処理するコンピュータやモバイル端末はどうでしょうか? 情報を提供する形式やチャネルは?」

「ひとつだけわかることは、今までのやり方が通じないことですね。」

安全性と柔軟性を兼ね備えた最強のツール、その鍵を握るのは「プロセス」

「最後に、今も昔も変わらないもうひとつのポイントである、コンテンツ管理システムのセキュリティについてお話します。」

「機密性の高い情報を安全に取り扱うためには、信頼性と安全性の高いシステムが必要です。クライアントとの信頼関係という意味でも、セキュリティは大切なポイントです。とはいえ、いくら堅牢であったとしても、融通のきかない厄介なシステムは導入したくはありませんよね。」

「セキュリティ管理において信頼性に優れていながら、自由な対応が可能な柔軟性。外出先でも他人のツールではなく自分のツールで仕事ができる環境。」

「一見ハードルの高い課題ですが、実は、そんなことはありません。」

「私たちは、Alfrescoで、こういった要望のすべてを満たす仕組みを作りました。すべてを結びつける方法はプロセスである、と考えています。」

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