2014年5月27日に、国内最大のAlfresco(アルフレスコ)サポーター交流の場であるAlfresco Dayが、リージャス汐留ビルディングにて開催されました。本記事では、Alfresco Dayの模様を数回にわけてご紹介します。
1回目のシリーズは、アルフレスコ・ジャパン株式会社 代表 中嶋 博氏のプレゼンテーションです。
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未来のECMを考える上で、とくに我々が重要だと考えているのは次の2点です。
ハイブリッド
「従来のECMといえば、ファイアーフォールの内側、つまりオンプレミスのファイル共有ソフトという位置づけが一般的ではないでしょうか? つまり基板としてのECMですね。」
「Alfrescoでは、オンプレミスに加え、クラウドでも管理できる機能を追加しました。クラウド管理とオンプレミス管理。このふたつを併用したセキュアな管理方法をハイブリッドと呼んでいます。これはAlfresco(アルフレスコ)だけの仕様です。」
「同じコンテンツをオンプレミスとクラウドで、つまりハイブリッドで同期をかけていくと、どのような使い方ができるのかについて、ご案内します。」
「たとえば、社内で作成した文書をワークフローで回して承認を得る。さらに、そのドキュメントを社外に公開していく。といったような場合。あるいは、社外から届いたレポートを、社内でバージョン管理していくといったような場合。社内を起点とした業務、そして社外からのアプローチによる業務、それぞれにに対応していくのがハイブリットです。」
「業務が社内で完結する時代は終わりつつあります。」
「組織のつながりがより外部に、よりグローバル化していく現在だからこそ、クラウドオンリー、オンプレミスオンリーではなく、ハイブリッドという柔軟な管理形態を提案します。ハイブリットが、未来のECMを牽引するという仮説をたてています。」
ソリューションアプリケーションとしてのAlfresco
「また、今後のECMは、コンテンツをうまく利用できるソリューションアプリケーションになる、というのが、私たちの考え方です。単にファイルを共有するだけでなく、ビジネスに結びいたソリューションを展開していくソフトとして、ECMを再定義したのです。」
「オンプレミスで作ったドキュメントをクラウドで展開しながら、プロジェクトの関係者-社外の関連会社、ユーザー企業など-へ、どう伝えていくか?こういった現実的なビジネスフローを踏まえた上でのソリューションを展開していきたいと考えています。」