Alfrescoを導入する以前、同社には、文書を一括管理できるソリューションがなかった。当時、業者への請求書発行業務は特定メーカーの製品で構築された非オープンのシステムで管理し、文書はすべてネットワークドライブやハードドライブなどの他のシステムに保管するという状況だった。
Alfresco導入の経緯を、ICTビジネスマネージャ、ホセ・マニュエル・サンチソ氏は次のように語る。
「融通が利かない非オープンのプロプライエタリ・システムを請求書発行用の１つのドキュメント保管システムに移行し、そのシステムで他の作業もこなせるように開発、改善することが目的でした」
導入以前の段階で、会計部門は1ヶ月に約4000件の新規文書を処理していたが、会社の吸収合併などにより、その量は導入後も増え続けている。