2014年4月23日、新宿区市ケ谷健保会館で行われたセミナーをシリーズでご紹介します。
テーマ:「Liferay(ライフレイ) vs Alfresco(アルフレスコ)」~チームコラボレーションと、スマートフォン・タブレットからの利用~
スピーカー:株式会社ヴィセント テクノロジー部 OSSチームリーダー 森大地
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「プロジェクトでの関係者のやりとりを自動化するのがワークフローです。わかりやすい例だと、ライターが原稿を作成し、編集者が編集・校正を行い、編集長が承認するといった流れですね。」
「ワークフローは、コラボレーションには欠かせない機能です。LiferayとAlfrescoのワークフローを比べてみましょう。」
「Liferayは、WEBコンテンツベースのワークフローになります。Wikipedia、ブログ、Webコンテンツなど、コンテンツごとにワークフローを作ることができます。」
「対してAlfrescoは、ドキュメントベースのワークフローです。文書ひとつひとつに、ワークフローをつけることが可能になります。」
「たとえば、日本でマニュアルを作成し、アメリカで翻訳し、インドでチェックし、再び、日本戻ってくる、というワークフローがあったとします。」
「その文書にAlfrescoのワークフローをつけると、自分の業務をこなした後は、次の担当者へ自動的に回る仕組みが働きます。関係者は、今、その書類がどういう状態にあるのか、誰が保持しているのか、というステイタスがひと目でわかります。タスク管理もしてくれるというわけです。」
「国内のプロジェクトであっても、事業計画書、経費精算、稟議書など、複数の人間が介する書類についは、かなり使える機能だと思います。」
「ということで、プロジェクトの用途によって異なるとは思うのですが、Alfrescoの文書ベースのワークフローは、なかなかスグレモノではないかと思います。」