幅広い意味をもつ「スケール」という言葉について考えてみましょう。
まず一般的に「スケール」(Scale)と言う場合、直訳すると規模や尺度を意味しますが、日本語の意味合いでは「器」「才能」というニュアンスを含みます。「スケールが大きい」といえば「度量が大きい」といったような意味合いになります。
次にITにおける「スケール」(Scale)とは、システムの性能や処理能力を要求に合わせて増減させる状態を指します。
サーバの稼働数を増やして負荷を分散させることで、システム全体の処理能力を高めることを「スケールアウト」(水平スケール)と呼び、一方、サーバのCPUやメモリをハイスペックにすることで能力を向上させる方法を「スケールアップ」(垂直スケール)と言います。さらに「スケールアウト」や「スケールアップ」に柔軟に対応できることを「スケーラビリティが高い」と表現します。
「スケーラビリティ」(scalability)とは、もとはシステムの規模が大規模になってもコストが規模に比例して増えない状態を指し、それが転じてシステムに対する要求の変化に応じたり,性能を柔軟に変化させたりする様子、すなわち拡張性も意味するようになりました。
スケーラビリティは、情報システム導入の決め手となる、大きな要因ではないでしょうか。
システムを利用するユーザー数、利用スタイル、規模に応じて、性能や機能を向上させることができれば、コストの不安を抱えずにビジネス規模を拡大することができるからです。
そして、これこそが、Alfrescoの得意技なのです。
今回はスケーラビリティが高く、なおかつスケールも大きいAlfrescoを、さまざまな角度のスケールからご紹介します。