Alfrescoに関する日本語情報をお届けします。
SUMMARY
- Alfrescoは、既存システムの環境に追加する方法で、柔軟で段階的な導入ができる
- Alfrescoは、テキスト、画像、動画といった多彩なファイル形式のコンテンツも一元的に管理できる
- Alfrescoは、Webサービスに対応しているので、オンラインストアとモバイルサイトに同時にアップロードできる
ニューヨーク五番街のランドマークである高級百貨店チェーン、Saks Fifth Avenue(サックス・フィフス・アベニュー)は、Alfresco(アルフレスコ)の導入で、オンラインストア、モバイル、リアル店舗、支店という多様な販売チャンネルに同じ品質のコンテンツを届けることに成功。販売機会をタイムリーにとらえて、売上を伸ばしました。
ネットショップの台頭により、国内外で苦境に立たされる百貨店業界。老舗に新機軸の売上を生んだAlfrescoの機能とは、そして最も伝統的な百貨店が打ち出した新しい戦略とはどのようなものだったのでしょうか?
※ 内容は、以下のサイトからの日本語要約です。
http://www.Alfresco.com/customers/saks-fifth-avenue
Alfrescoなら、オンラインストアの複雑なコンテンツを一元管理
1924年アメリカで創業し、別名ドリームハウスとも呼ばれるSaks Fifth Avenue(サックス・フィフス・アベニュー)は、デザイナーズコレクション、ハンドバッグ、靴などファッションのエキスパートとして世界有数の老舗百貨店です。全米で45店舗を展開するほか、オンラインストアも運営しています。
Alfresco導入前、同社では、すでにECサイト専用のソフトウェアを利用していましたが、このソフトはSaks社の在庫管理システムを統合できるというメリットはあったものの、こと、オンラインストアでのコンテンツの管理機能に限っては柔軟性や処理速度の点で同社のニーズに合致していませんでした。
例えばマーケティングチームは、キャンペーンやバナーなどのマーケティングコンテンツの更新と管理に苦心していました。
オンラインストアのコンテンツは、テキストだけではありません。バナー広告などの画像、商品の使用手順などを見せる動画など、ファイル形式は種々多様です。
また、処理能力についても問題がありました。既存ソフトを使うと、サイトの更新に数時間から丸一日かかることがあったのです。売り切れになった商品のオンライン広告を迅速に更新することができないため、既にキャンペーンが終了している広告を、顧客がクリックしてしまう危険にさらされていたのです。
Saks社のITチームは、内在する仮題に見合うコンテンツ管理システムを探して、Alfrescoの採用に至りました。
導入の決め手は、タイムリーな配信ができるWebサービスへの対応と段階的な導入
Alfrescoが選ばれた理由は、次の条件を満たしていたからです。
- Linuxで稼働すること
- オープンソースであること
- Webサービスに対応していること
- 既存システムの環境に追加する方法で、柔軟で段階的な導入ができること
なかでも「Webサービスへの対応」は、Alfresco導入の大きな決め手となりました。
Webサービスを使うと、ひとつのコンテンツをAlfrescoからオンラインストアとモバイルサイトにアップロードしながら、同時にモバイルアプリケーションでも使用できるようになるからです。同社にとっては、タイムリーなオンライン広告やコンテンツを配信するために、必須の機能だったのです。
また、Alfrescoが柔軟で段階的に導入できる点も、ポイントでした。柔軟性はオープンソースの利点でもあります。
オンラインストアは、原則24時間365日稼働しています。Saks 社では現在稼働しているオンラインストアに支障をきたさないよう配慮をしながら、段階的にAlfrescoを導入しました。
まずはオンラインストア向けのビデオコンテンツの作成と保存にAlfrescoを利用し、徐々にバナーや画像、キャンペーンなどの他のマーケティングコンテンツの利用へと移っていったのです。