オープンソースECMのAlfresco で実現する、セキュアな情報共有のポイント 4-1

SUMMARY

  • Alfrescoは、煩雑になりやすい非構造化データを効率的に管理できる
  • Alfrescoは、世界212ヶ国、1800社以上の企業でご利用されている
  • Alfresco Oneは、オンプレミスとクラウド内の両方で機能するハイブリッドなECMソリューション

 

オープンソースECMのAlfresco(アルフレスコ)は、社内のみならず社外のユーザとセキュアな状態で情報を共有することができます。外部ユーザとの情報共有の考え方、モバイル端末から安全にアクセスする方法など、セキュアな情報共有のためのポイントをご紹介します。

煩雑になりやすい非構造化データを効率的に管理するソフトウエア

ビジネスのありかたが、変化しています。国内だけでなくグローバルでの展開、モバイル端末からのアクセス、外部スタッフとの共同プロジェクトといったようなシチュエーションで、企業の内側だけでなく外側であってもセキュアな状態を保ちながら適切な情報を共有できるのが、Alfrescoです。

Alfrescoを使ったセキュアな情報共有についてご紹介するまえに、まずはAlfrescoの概要をご紹介します。

Alfrscoは「シンプルでスマートなECM/ECP」というコンセプトを掲げた、ビジネスを効率するめのオープンソースのプラットフォームです。

なかでも、

-業務文書の管理

-社内外のビジネスパートナーとの共同作業

-ビジネスプロセスを自動化するワークフロー

このような業務に力を発揮します。

現在Alfrescoは、世界212ヶ国、1800社以上の企業で利用されています。日々の業務のなかで、ファイアウォールの外やクラウドの内側、あるいはパソコンだけでなくモバイル端末からAlfrescoにアクセスしながら、文書やファイルの管理をしているのです。

ちなみに、ECM/ECPとは、それぞれ次の略語です。

ECM:Enterprise Contents Management

ECP:Enterprise Contents Platform

つまりECM/ECPとは、日々増えていく電子メール、書類、Webコンテンツ、写真や動画などの非構造化データを包括的に管理する仕組みです。

Alfrescoは、構造化されていないために管理が煩雑になりやすいファイルや書類、データに対して、検索、関連付け、アクセス制限、バージョン管理、保管期限管理などさまざまな機能を提供します。

Alfresco One のご紹介

Alfrescoには、用途に合わせていくつかのサービスが用意されています。

-Alfresco One (アルフレスコ・ワン) (Departmental , Enterprise )

オンプレミスとクラウド内の両方で機能するハイブリッドなECMソリューションです。

-Alfresco in the cloud (アルフレスコ・イン・ザ・クラウド)

SaaS(Software-as-a-Service)版Alfrescoです。クラウド内の安全なネットワークでコンテンツを制御、管理できます。

-Alfresco Mobile (アルフレスコ・モバイル)

Alfrescoのコンテンツに、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末からアクセスできるようにするための iOS、Android向けアプリケーションです。アプリケーションは、無料で配布されています。

-Alfresco Community版 (アルフレスコ・コミュニティばん)

AlfrescoはオープンソースECMです。コミュニティ版はサポートありませんが、無償でご利用いただくことができます。コミュニティ版でも有志の技術者により、日々、開発が続いています。

Alfresco最新情報
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