SUMMARY
- 国内企業がAlfrescoを採用した理由1:コンプライアンス、情報漏洩対策
- 国内企業がAlfrescoを採用した理由2:費用対効果、システム運用効率アップ
- 国内企業がAlfrescoを採用した理由3:既存ポータル、ERP、CRMとの連携
世界でいちばん売れているOSSエンタープライズコンテンツ管理システムAlfresco (アルフレスコ)の、日本法人認定第一号ゴールドパートナーであヴィセントによる「Alfresco情報交換会2015」の模様をお伝えします。
本シリーズでは、アルフレスコ・ジャパン株式会社 代表・中嶋 博氏によるAlfresco最新動向についてのプレゼンテーションの概要をお伝えします。
なぜ多くの日本企業が、Alfrescoを導入したのか?
いよいよAlfrescoの導入について、最近のトレンドをご紹介します。
すでにAlfrescoをご利用いただいている企業に、Alfrescoを導入した動機についてヒヤリングしました。海外のデータではなく国内の事例をまとめたのが、次の内容です。
■コンプライアンス、情報漏えい対策
⇒企業が成長すればするほど、コンプライアンスや情報漏えいの問題は、よりハードルが高くなります。企業の成長に伴い、ファイルサーバーやグループウェアだけに頼った情報管理では不安がある場合、Alfrescoを導入していただいています。
Alfrescoのハイブリッドクラウドを利用したセキュリティには、定評があるからです。
■費用対効果、運用効率のアップ
⇒テクノロジーは古いのに保守費用が高額なレガシー系システムと、Alfrescoの運用効率を比べると、Alfrescoに軍配があがります。
ROI(return on investment:リターン・オン・インベストメント)の観点から、レガシー系ファイル管理システム、レガシーECMからのリプレースし、Alfrescoを導入していただいるケースも多く見受けられます。
ROIは、コストパフォマンスに限らず、旧態依然としたレガシー製品では対応が遅れがちなモバイル対応、クラウド対応など先進的なテクノロジーに対するニーズから、Alfrescoへの移行を決めた企業様も多くいらっしゃいます。
■既存のポータル、ERP、CRMとの 連携
⇒社内で稼働している既存システムとのシームレスな連携、構造化データと非構造化データの統合などを目的として、Alfrescoを導入していただいています。
すでに稼働している社内システムにコネクタや移行ツールをつけてAlfrescoを連携させることで、扱いに慣れた既存システムにAlfrescoのもつ先進テクノロジーを付加した、新しいソリューションが生まれます。
Alfrescoとのシステム連携は、技術力に定評のあるVicentさんが注力されている部分でもあります。
■ペーパーレス化
⇒紙および付随コストの削減、バックアップの必要性や災害対策、長期的保管コスト削減といった効率化はもちろんのこと、グローバルでのビジネスをきっかけにして、ペーパーレス化を目指してAlfrescoを導入するケースもございます。世界と対峙することで、いまだに紙文化が根付いているのは日本だけであることに気がつくわけです。
いずれにせよ「紙だけで業務を進めることは危険である」という意識の高い企業様では、積極的にAlfrescoを活用されています。
■企業のグローバル化
⇒Alfrescoのグローバル(他言語)対応、拡張性、オープンプラットフォーム、クラウドといった機能の活用を目的にして、ガラパゴス的な日本製品から移行するケースも少なくありません。