はじめに
2016年6月21日に、『LIFERAYマーケットプレイスで、様々なプラグインを入手する』セミナーが開催されました。
株式会社ヴィセント 森様の講演について、全3回に分けて紹介していきます。
第1回目となる今回は、『LIFERAY紹介』についての講演部分を紹介します。
アジェンダ
株式会社ヴィセント 森と申します。
よろしくお願いします。
以下の3テーマについて紹介します。
- (1)LIFERAY紹介
- (2)LIFERAYマーケットプレイス+プラグイン紹介
- (3)おすすめプラグイン紹介
(1)LIFERAY紹介
LIFERAYの概要について紹介します。
LIFERAY概要
- オープンソース製品
- さまざまなコンテンツをサイト上に組み込み表示できる
- それぞれのコンテンツ単位で閲覧権限を設定できる
- ポータル
→「この部署内部のみで共有する」「社内横断プロジェクト内で共有する」など
→「各種システムの窓」の役割として使われる
→「さまざまなバッグエンドシステム」と「ユーザ」の間を取り持つ
LIFERAYの機能
- Webコンテンツ機能
- ワークフロー機能
- Webサイトナビゲーション機能
- パンくず機能
- お知らせ機能
- ソーシャルコミュニケーション機能
- チャット機能
→ポータルサイトページ作成
→ドキュメント共有(シェア)
→カレンダー
→Wiki
→Web会議
ワークフロー機能 注意点
LIFERAYにおけるワークフロー機能は「コンテンツをサイトに公開する」ことを目的としたワークフローです。自社の既存のワークフローを代替できるものではないので、ご注意ください。
機能アドオン
LIFERAYに、さまざまな機能をアドオンで追加できます。
LIFERAYの強み
権限管理
他のCMSと比べた場合、LIFERAYの最大の強みは「詳細な権限管理」が完備されている点です。
「この情報は、これらのユーザだけに見せたい」「この機能は、これらのユーザのみに使用を許可したい」などの細やかな権限制御が可能です。
この柔軟な権限制御機能により、LIFERAYは、バックエンドシステムを活用する窓口として機能できます。
認証基盤連携
認証基盤(LDAP/ActiveDirectoryなど)と比較的容易に連携できます。
「LIFERAYを既存の認証基盤と連携させて、LIFERAY側で各機能の使用権限制御を行える」という使い方ができるのは大きなメリットです。
カスタマイズ性
LIFERAYはオープンソースであるため、さまざまなカスタマイズが可能です。カスタマイズを行うためのプラットフォームが豊富に用意されています。
エンタープライズポータル
LIFERAYは「エンタープライズポータル」と謳っています。
「各種機能(勤怠管理など)」「社内向けサイト」「社外向けサイト」などの、さまざまなコンテンツ/Webサービス機能を1つにまとめます。クラウド連携/ソーシャル連携/プロトコル連携/API連携などの各種連携が可能です。
ユーザとしては、それらについて1つのシステムであるかのように扱えます。
CommunityEdition(CE版、無料版)とEnterpriseEdition(EE版、有償版)
LIFERAYには、コミュニティ版とエンタープライズ版があります。
エンタープライズ版
サブスクリプションを購入していただくと使用できます。
- エンタープライズレベルのサービスを受けられる
- セキュリティインシデントが提供される
- 負荷テストなども実施されているため、高アクセスにも耐えられる
などのメリットがあります。
どちらを導入すべきか?
無料で使用できるコミュニティ版を導入したとしても、セキュリティインシデント対応などの保守コストがかかります。
「サービスレベルまで勘案したトータルコストでは、エンタープライズ版のほうがお得」であると、私としては考えています。
どちらを導入するかについては、それぞれのメリット/デメリットをよく考慮していただきたいと思います。
おわりに
第1回目となる今回は、『LIFERAY紹介』の部分について紹介しました。
第2回目となる次回は、『LIFERAYマーケットプレイス+プラグイン紹介』についての講演部分を紹介します。