近年、注目せざるを得ないキーワードとなっている「働き方改革」について「ワークフロー活用」という面から紹介します。
「働き方改革」とは
概要
「働き方改革」とは「働く人の視点に立ち、日本の企業文化/日本人のライフスタイル/日本人の働き方についての抜本的な変革」を意味しています。
経緯
政府は、2016年9月、内閣官房に「働き方改革実現推進室」を設置し、働き方改革の取り組みを提唱し、推進しています。
背景
「働き方改革」を実施しなければならない理由として次のような背景があります。
・労働力人口の減少
・少子高齢化
・労働生産性の低さ
・長時間労働
生産性は先進国の中で最下位
いずれも大きな社会問題ですが、特にビジネスの現場では、「労働生産性の低さ」が改善すべき対象として注目されています。
日本の労働生産性は、「OECD加盟35カ国中22位」「先進7カ国(G7)では最下位」という非常に低いポジションに位置しています。
「労働生産性向上への取り組み」が急務
働き方改革において、「長時間労働是正」のためには「労働生産性向上」が必要だと考えられており、企業では、場所や時間に縛られない多様な働き方や、効率良く仕事を行える環境作りが求められています。
企業は「労働生産性向上」→「長時間労働是正」→「ワークライフバランス改善」による企業価値向上が命題として求められています。
「ワークフロー」とは
労働生産性を向上させるツールとして「ワークフローシステム」が注目されています。
概要
ワークフローとは、組織の中で複数人が関わる業務について、一連の流れを定義したものです。
「どの部門の、誰が、どのようにスタートし、どのような判断を行い、誰の承認を得て、どのような処理を行い、どのように完了させるのか」というフローを定義します。
ワークフローシステムは、このような業務処理フローを自動化するためのシステムです。
「ワークフローシステム」の導入メリット
業務ワークフローを設計し、適切に利用することで、「無秩序な業務フロー」から「ルールに基づく整然とした業務フロー」に改善できます。
主なメリットとして次のような点が挙げられます。
・業務プロセスの可視化
・イージーミスの防止
・必要なドキュメントの明確化
・作業進捗管理の明確化
・意思決定のスピードアップ
・業務効率化の推進
・内部統制の強化
・テレワークへの活用
・コスト削減(ペーパーレス)
まとめ
ワークフロー活用による「働き方改革」と「ビジネス効率化」
労働生産性向上は、長時間労働を是正し、ビジネス効率化をもたらし、企業にも従業員にもメリットとなる働き方改革にもつながります。
ワークフローシステムは、さまざまな効率化を行え、労働生産性を向上させるための有効なツールとして利用できます。
企業向けコンテンツ管理システム「Alfresco」のワークフロー機能の活用
「Alfresco」は、優れたワークフロー機能を搭載しており、使いやすいコンテンツ管理機能と共に活用することで、ワークフローによる生産性向上を実現できます。
→Alfresco（アルフレスコ）とは
弊社にご連絡をいただければ、お客様の業務フローに沿ったワークフロー設定についてのご提案も行えます。まずは、お気軽にお問い合わせください。
→お問い合わせ(もっと知りたい方へ)
参考元サイト