オープンソースの企業向けコンテンツ管理システム「Alfresco」の「Alfresco Intelligence Services」について紹介します。
「Alfresco」とは
Alfrescoとはエンタープライズ向けコンテンツ管理システムです。世界中で数多くの導入実績があり、オープンソースECM分野で世界市場シェア1位を誇ります。
Alfrescoの概要についてはこちらも参照ください。
「Alfresco Intelligence Services」とは
概要
「Alfresco Intelligence Services」は、「膨大なコンテンツの整理保管」「有用インサイト抽出」「自動化推進」などを実施できる拡張性の高いツールです。
重要なビジネス情報を自動的に抽出できるため、迅速な意思決定を下せるようになります。
AWS(Amazon Web Services)ベース
「Alfresco Intelligence Services」は、「AWS(Amazon Web Services)」が提供する「人工知能(AI)サービス」および「機械学習(ML)サービス」を活用しています。
「AWS(Amazon Web Services)」とは
AWSはAmazon社が提供するクラウドサービスです。
「コンピューティング」「ストレージ」「データベース」「AI機能」などの各種サービスを提供しています。
→Amazon Web Services →アマゾンウェブサービス(AWS)とは?
「Alfresco Intelligence Services」の主な特徴
AIに関する専門スキルは必要なし
「Alfresco Intelligence Services」によりAI機能を利用できますが、使用する場合にAIに関する知識やスキルは必要なく、簡単に利用できます。
コスト削減
大量コンテンツの取り込み処理などについて自動化できるため、処理コストを削減できます。
さまざまな処理を自動化することで、システムおよび企業全体を効率化できます。
「Alfresco Intelligence Services」の主な機能
「Alfresco Intelligence Services」を利用すると、「すばやいデータ抽出」と「整理保管」により情報を蓄積し、「検索処理」や「分析処理」に活用できます。
生成されたAI情報を保存しておき、後で再利用することもできます。
ドキュメントインサイト抽出機能
「Amazon Comprehendサービス」の自然言語処理機能により、テキスト分析を実施しインサイトを取得できます。
Alfresco内に大量に保存されているコンテンツを対象とすることで、既存情報資産を活用できます。
イメージ分析機能
「Amazon Rekognitionサービス」のディープラーニング機能を使用した画像分析機能により、イメージから文脈を抽出できます。
既存の画像ファイルに対する再利用性を高めることができます。
スキャニング機能
「Amazon Textractサービス」の光学文字認識機能により、大量情報を取り込み、コンテンツを自動的に分類できます。
学習機能により、使い込むほど精度が向上します。
最後に
Alfrescoの「Alfresco Intelligence Services」により、AI機能を活用した効率的なドキュメント管理が可能になります。
弊社にご連絡いただければ「部門(サブシステム)単位でのAI機能導入提案」や「AIを利用した既存システムデータ活用に関するご提案」などのトータルサポートでのご提案も行えます。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
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