オープンソースの企業向けコンテンツ管理システム「Alfresco」の「Alfrescoアプリケーション開発フレームワーク」について紹介します。
「Alfresco」とは
Alfrescoとはエンタープライズ向けコンテンツ管理システムです。世界中で数多くの導入実績があり、オープンソースECM分野で世界市場シェア1位を誇ります。
Alfrescoの概要についてはこちらも参照ください。
「Alfrescoアプリケーション開発フレームワーク」とは
Alfrescoアプリケーション開発フレームワーク(ADF:Application Development Framework)は、JavaScriptベースの開発フレームワークです。
ADFは「再利用可能なAngularフレームワークベースの豊富なUIコンポーネント」「サービス」「コマンドラインツール」「JavaScript API」を提供し、Alfrescoデジタルビジネスプラットフォームの上に魅力的なレスポンシブカスタムWebアプリケーションを迅速に構築できます。
→Alfresco →Alfresco Builder Network →Application Development Framework (ADF)
主な特徴
迅速開発
「再利用可能コンポーネント」「効率的な開発ツール」「高度に自動化されたテストカバレッジ」などにより、モダンなインターフェースによる使いやすいアプリケーションを迅速に開発できます。
「プロセス」「コンテンツ」「ガバナンス」などのコンポーネントを統合することで、開発者は独自ソリューションをすばやく提供できます。
アプリケーションジェネレータ(Angular CLIテンプレート)を利用すると、初期状態のアプリケーションを2分程度で生成できます。
オープンコンポーネント
ADFでは150以上の「UIコンポーネント(マテリアルデザインAngularコンポーネント)」や「サービス」を必要に応じて利用できます。
「コアコンポーネント」「コンテンツコンポーネント」「プロセス部品」の3つのカテゴリに分かれており、以下のような機能を利用できます。
・コンテンツメタデータ管理機能
・ファセット検索機能
・動的開始プロセス機能
・一般公開機能
・バージョンマネージャ機能
・コンテンツの利用権限設定機能 など
オープン標準技術
ADFは「Angular」「JavaScript」「マテリアルデザイン」「RESTfulサービス」などのWebテクノロジーをベースにしています。
そのため、オリジナルのコンポーネントを簡単に追加できます。
オープン開発体制
ADFのソースコードは、GitHubにホストされており、Apache 2.0ライセンスモデルを採用しているため、コミュニティ主導型でオープンに開発されています。
最後に
Alfrescoの「Alfrescoアプリケーション開発フレームワーク」により、Alfrescoの効率的なカスタマイズを実施できます。
ビジネスプロセスにマッチするようにAlfrescoをカスタマイズすることで、より強力に情報の登録や活用が可能となります。
弊社にご連絡いただければ「ビジネスプロセス解析サポート」や「ビジネス現場での操作性を重視したカスタマイズ実施」などのトータルサポートでのご提案も行えます。
まずは、お気軽にお問い合わせください。
参考元サイト