オープンソースの企業向けコンテンツ管理システム「Alfresco」とAIを組み合わせた活用例を紹介します。
「Alfresco」とは
Alfrescoとはエンタープライズ向けコンテンツ管理システムです。世界中で数多くの導入実績があり、オープンソースECM分野で世界市場シェア1位を誇ります。
Alfrescoの概要についてはこちらも参照ください。
LLMを使用したコンテンツの自動分類
LLMとは
大規模言語モデル(LLM:Large language Models)とは、大量のデータとディープラーニング(深層学習)技術によって構築された言語モデルです。
言語モデルは文章や単語の出現確率を用いてモデル化したものであり、文章作成などの自然言語処理で用いられています。
大規模言語モデルと従来の言語モデルでは、「データ量」「計算量」「パラメータ量」が大きく異なります。
LLMを使用したコンテンツの自動分類について
以下に紹介するAlfrescoアドオンを追加する事で、AlfrescoとLLMを組み合わせたカスタマイズを利用できるようになります。
このAlfrescoアドオンをプロジェクトを実行するには、LLMのAPIにアクセスできる必要があります。
現在、GenAIプロジェクトのLLMとOpenAIのChatGPT がサポートされています。
カテゴリの作成について、LLMはリポジトリ内のドキュメントのサンプルのカテゴリを提供するように求められ、これらは階層に統合されます。
カテゴリは、APIを使用してリポジトリに作成されます。
コンテンツの分類について、カテゴリツリーはドキュメントのコンテンツとともにLLMに提供されます。
LLMはコンテンツに適切なカテゴリを選択するように求められ、APIを使用してカテゴリが割り当てられます。
最後に
Alfrescoでは、今回ご紹介した他にも、様々な活用方法があり、非常に多くの便利な機能を利用できます。
メインとなる強力なコンテンツ管理機能に加え、さまざまな便利機能を併用することで、さらに効率的なコンテンツ管理を行えます。
弊社にご連絡をいただければ、お客様の環境に合った適切なご提案も行えます。まずは、お気軽にお問い合わせください。
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参考元サイト
・https://github.com/AlfrescoLabs/alfresco-lisbon-hack-a-thon-2024
・https://github.com/AlfrescoLabs/GenAI-Experiments