SUMMARY
- Alfresco創業者、ジョン・ニュートン氏によるビデオレターのテキスト化
- 今回のテーマは、「グローバル ビジネスでの管理」について
- Alfrescoは、グローバルで展開される製造から販売までを一元管理できる
Alfresco Software, Inc.会長兼CTO(最高技術責任者) ジョン・ニュートン(John Newton)によるビデオレターをご紹介します。
カリフォルニア大学バークレーで電子工学とコンピュータサイエンスを学んだニュートンは、コンテンツ管理システムの第一人者として広く知られています。
Alfresco Software, Inc.では、創設者のひとりとして名を連ねているほか、1990年代からDocumentun(文書管理プラットフォーム、現EMC Documentun)をはじめとしたコンテンツ管理システムの開発に携わり、今日、産業用で使われる多くのシステムを生み出してきました。
グローバルな舞台でこそ力を発揮するAlfresco
今回のテーマは、「グローバル ビジネスでの管理」です。
グローバルを舞台にビジネスを手がける、ハイブリット型のエンタープライズ企業が増えています。日本では「総合製造小売業」「製造型小売業」などとも呼ばれる、統一したコンセプトのもとに、自社開発の商品やサービスの企画から製造、物流、プロモーション、販売までを一貫して行うビジネスモデルです。日本のユニクロ、あるいはアメリカのGAP、Apple社など、成功事例は枚挙にいとまがありません。
Alfrescoは、コンテンツをはじめとした情報を管理するだけでなく、プロジェクトのなかで発生するビジネス・プロセスをも管理することができます。Alfrescoの強力なワークフローは、世界をまたにかけるビジネスでその力を発揮するのです。
ビジネスのスピードを加速させるAlfresco
「ブランド、サービス、商品など、新しいビジネスをグローバルで展開する総合製造小売業は、バリューチェーン(Value Chain:価値連鎖)とサプライチェーン(Supply Chain:原料調達、生産管理、物流、販売までをひとつの連続したシステムとしてとらえたときの名称)を製品開発のプロセスにAlfrescoに組み込むことで、従来より早く、新製品を市場に投入することができます。」
「そしてAlfrescoは、業種を問わず、こういったビジネスプロセスのスピードを加速させることができます」
製造から販売まで、Alfrescoが一元管理
「たとえば、製品の設計部門はカリフォルニア、製造部門は北京、販売部門はロンドンというように、各部門の拠点が世界じゅうにある場合でも、Alfrescoがあれば、各部門の情報を一元的に管理できます。担当者は、必ずしも国内である必要もないですし、モバイルがあれば、ずっとオフィスのなかにいる必要もありません。」
「この間、どこかの部門で発生した変更も、即座にすべての部門で反映されます。変更を要求した部門と本部を取り持つハブとして、クラウドが機能するからです。」
「製品の市場投入が近くなった頃、Alfresco上では、物流から取扱説明書まですべてが整っている状態になります。Alfrescoを通じてサプライヤーがビジネス・プロセスに関わることで、出荷の準備も万端に整うことでしょう。」
「いよいよ製品を発売する段階になったら、デリバリネットワーク(システムを介してつながっている多数のユーザに、コンテンツを効率よく配信できる仕組みを持つネットワーク)を活用したり、流通チャネルと連携することもできます。」
「さらに、これらのチャネルをAlfrescoのプロセスに組み込めば、材料の検閲が簡単になります。とくに地域特有の材料は、その国の言語や文化、地理など、現地の人にしかわからないことがあります。これまで時間がかかるとされていた材料の検閲も、ずいぶん簡素化されることでしょう。」
グローバルでも、すべての情報とビジネスプロセスを即座に同期
「Alfrescoに情報を集約させるだけで、すべての準備が迅速に整い、発売時期が来た時点で、サプライヤーも流通も製造元も一斉に自分のビジネスをスタートすることができるでしょう。」
「Alfrescoのなかではすべての情報が同期されますので、かかわるスタッフ全員が自分のビジネスを把握しているという理想的な状況が出来上がります。」
「各自が、自分の任務や需要のある商品、実際に入荷する製品を常に正確に把握できれば、消費者がニーズを還元した製品を即座に提供できるようになることでしょう。」
「もちろん、こういったビジネスフローが達成されるまで、実際には何千何万というビジネスプロセスが発生します。Alfrescoはコンテンツだけでなく、ビジネス・プロセスも管理します。Alfrescoの強力なワークフローを使えば、そういった細かな工程さえも、すべて一元的にマネージメントできるのです。」