SUMMARY
- Alfrescoは、ユーザ権限によるきめ細やかやアクセス管理で、海外拠点との共有をセキュアに実現する
- Alfrescoと多機能ビューアBravaを連携させることで、CADデータを端末に落とさずに表示のみを高速に行うことができる
- AlfrescoとBravaを連携させることで、TIFF図面を高速に表示することができる
製造業にとってCADデータに含まれる情報は、企業の資産そのものといえます。一方、CADデータは、サプライヤーや海外拠点と情報共有する必要もあり、常に安全性と効率性のはざまで課題が生じています。
企業にとって大切な資産を、生産性を落とさずに、セキュアに管理するソリューションとして、Alfrescoがあります。Alfrescoは、CADデータをはじめとした精密で大容量のデータを、効率的にセキュアに管理できる、エンタープライズレベルのコンテンツ管理システム(ECM)です。
Alfrescoはアクセス管理やワークフロー機能で、重要な文書や図面の不正流出を防ぎ、海外拠点やサプライヤーとセキュアな情報共有を実現します。さらに高性能ビューアBrava(ブラバ)と連携させることで、高速な画像表示とより強固なセキリティを実現します。
今回は、企業の資産であるデータを安全に管理するAlfrescoと多機能ビューアBravaを連携させた情報漏えい対策システムの例をご紹介します。
Alfrescoの「アクセス証跡の取得」「ワークフローによる業務プロセス管理」機能で情報漏えいを防ぐ
エンタープライズレベルのコンテンツ管理システム(ECM)であるAlfrescoには、情報漏えい対策の要となる「アクセス証跡の取得」「ワークフローによる業務プロセス管理」機能があります。
Alfrescoは、ユーザが操作した内容を記録し、保持しています。もしユーザが閲覧、ダウンロードなどのアクションを行った場合は、「サイトアクティビティ」という管理画面で、簡単に確認することができます。
また、強力なワークフローもありますので、複数ユーザが携わる業務プロセスを細かく可視化し、情報漏えいを防ぎます。
AlfrescoとBrava連携で、データ取得(ダウンロード)させない仕組みを構築
さらにAlfrescoと多機能ビューアBrava(ブラバ)と連携させることで、画面キャプチャを抑止したり、容易にデータ取得(ダウンロード)させない仕組みを構築し、情報漏えいを防ぎ、業務を可視化できるようになります。
AlfrescoとBravaの連携によってプレビュー機能の拡張機能が使えるようになります。
たとえばAlfresco単体では、対応していないファイル形式であるDWG/DXF(AutoCAD図面)などでのプレビューが可能になります。
またプレビュー内へのコメントを書き込むことができるようになるため、よりきめ細かな部分での情報共有が可能となり、より一層の業務の効率化が期待できます。
またAlfrescoには、「Brava! for Alfresco」というアドオン製品も提供されています。アドオン製品では、連携よりも、導入や利用がより一層容易になっています。
ただしAlfrescoの最新バージョンは、2016年1月現在は未リリースです。