Alfrescoの使い方「ビジネスプロセス管理」編

オープンソースの企業向けコンテンツ管理システム「Alfresco」の使い方として「ビジネスプロセス管理」について紹介します。

「ビジネスプロセス管理」とは

ビジネスプロセス管理(BPM：Business Process Management)とは、管理対象を組織活動全体としたビジネスプロセスオペレーションについて、設計/制定/制御/分析などを実施し、必要に応じてそのビジネスプロセスを改善することを目的としています。

Alfrescoとはエンタープライズ向けコンテンツ管理システムです。世界中で数多くの導入実績があり、オープンソースECM分野で世界市場シェア1位を誇ります。

Alfrescoは強力なビジネスプロセス管理機能も搭載しているため、Alfrescoを利用してビジネスプロセス改善も行えます。

Alfrescoの概要についてはこちらも参照ください。
→Alfresco（アルフレスコ）とは

Alfrescoのプロセス管理機能は、デジタルビジネス構築基盤としての機能を提供します。

ビジネスユーザーは、シンプルなツールを使ってニーズに合った独自プロセス(ワークフロー)を設計できます。

ビジネスルールに基づいてデシジョンテーブルがプロセスを自動化するため、繰り返しのステップを手動で設定する必要はありません。固定化されがちのワークフローとは異なり、動的に柔軟なワークフローとして活用できます。

また、コンテンツがワークフローに統合されるため、パワフルなメタデータモデルとルールを使用して、コンテンツを多用するプロセスを合理化できます。各種アプリケーションや基幹業務アプリケーションとシームレスな統合も可能です。

「ワークフロー」「タスク」「コンテンツ」の共有機能により、動的な共同作業プロセスが可能となり、問題解決にも対応できます。

「プロセス(フローチャート)分析」「レポート作成」などにより、プロセスの効率とパフォーマンスを向上させる洞察を得ることが可能です。

また、自動的にプロセスに記録される明確な監査証跡を活用して、プロセスのコンプライアンスを強化できます。

「Alfresco Process Services」は、ビジネスユーザーや開発者のための企業向けビジネスプロセス管理ソリューションです。

ビジネスプロセスの「モデル化」「デプロイ」「データ統合」「データ更新」を簡単に行えるパワフルなエンドユーザーツールスイートを搭載しています。

オープンソースの高性能ビジネスプロセスエンジン「Activiti」を基盤として、さまざまな分野の重要プロセスに対応できる柔軟性と拡張性を備えています。

「Alfresco Content Services」「Box」「Googleドライブ」などの各種エンタープライズサービスとの統合が可能です。

「Alfresco Process Services」では、Webベースのビジネスプロセスデザインエディタを2種類用意しています。

「ステップエディタ」は、ビジネスユーザー向けで、処理の流れをフローチャートのように記述できるエディタです。

「BPMNエディタ」は、開発者向けで、「BPMN 2.0」表記に準拠した記述を行えます。

どちらのエディタを利用しても、プロセス定義をXMLにエクスポートして、他のデザインツールや、BPMエンジンに読み込ませることが可能です。

Alfrescoのビジネスプロセス管理機能を利用すると、ビジネスプロセスの効率化を図れます。

ビジネスプロセスにおいて、さまざまなサービスと連携する場合には、専門的知識が必要になる場合もあります。

弊社にご連絡をいただければ、お客様の環境に合った適切なご提案も行えます。まずは、お気軽にお問い合わせください。
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