Alfrescoのユースケース紹介「請求処理オートメーションソリューション」編

オープンソースの企業向けコンテンツ管理システム「Alfresco」のユースケースとして「請求処理オートメーションソリューション」について紹介します。

「Alfresco」とは

Alfrescoとはエンタープライズ向けコンテンツ管理システムです。世界中で数多くの導入実績があり、オープンソースECM分野で世界市場シェア1位を誇ります。

Alfrescoの概要についてはこちらも参照ください。

→Alfresco(アルフレスコ)とは

Alfrescoを利用した「請求処理オートメーションソリューション」とは

保険会社などにおいて、既存の請求処理システムでは、「取り込み機能」「保存機能」「分析機能」などのコンテンツ管理機能が備わっていないケースが多く、多大な手動作業が発生するため非効率なビジネスプロセスとなり、多くのコストが失われてしまっています。

Alfrescoを導入することで、フロントエンドからバックエンドまでを1プラットフォームで構築でき、保険給付手続処理が大幅に高速化され、コンプライアンス管理なども厳格化できます。

導入事例:カリフォルニア歯科医療計画機関「Delta Dental of California」

「DDC(Delta Dental of California)」とは

「DDC(Delta Dental of California)」は、「2500万人以上の登録者」と「10万件以上の歯科医院」をサポートするカリフォルニア州最大の歯科医療計画機関です。

サンフランシスコに本拠を置く同社は、全国のデルタ歯科計画協会の会員であり、自己負担費用を制限し、請求プロセスを簡素化することで市場をリードしています。

「Alfresco Content Services」を導入

DDCの「歯科計画を手頃な価格で使いやすくする」というミッションを円滑に遂行するためには、エンタープライズコンテンツ管理などのテクノロジーへの戦略的投資が重要です。

DDCは2014年、数多く存在しているエンタープライズコンテンツ管理システムの中から、「スケーラビリティ」「柔軟性」「アップグレード容易性」などのさまざまな特徴を詳細に比較検討した結果、オープンプラットフォーム「Alfresco Content Services」を導入しました。

導入成果

DDCはAlfrescoを多数のビジネスプロセスに統合しました。

アプリケーションマネージャー兼アーキテクトのMahesh Kadarkarai氏は『AlfrescoはDDCにとって各種ビジネスアプリケーションドキュメントを管理するための必要不可欠なシステムとして動作しています』と述べています。

大量の請求処理を実現

「約3000万件の請求を処理」「約3600万件の請求関連ドキュメントを生成」など、大量ボリュームの処理を実現できています。

1秒未満の応答時間

「メタデータサポート機能」「インデックス作成機能」「Solr検索サービス」などを活用して、1秒未満の応答時間を提供しています。

Salesforce統合

「Alfresco Content Services」を「Salesforce」と統合した結果、Salesforceから多数のドキュメントに容易にアクセスできます。

最後に

Alfrescoを導入すると「請求処理のオートメーション処理」および「他システムとの統合連携」により管理コストを大幅に削減できます。

迅速な処理によりユーザー満足度の向上にもつながります。

弊社にご連絡いただければ「既存請求処理システムの問題点調査」や「一部先行テスト導入に関するご提案」などのトータルサポートでご支援できます。

まずは、お気軽にお問い合わせください。

もっと知りたい方へ

 

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